真の5Gスタンドアローンとは?
昨今、大手3キャリアから続々と5Gの端末が販売されていますが、sub6やらミリ波とか色々言われていました。5G通信を使う事ができるようになってきています。
そこで5Gの通信のおさらいからSA(スタンドアローン)というものもご紹介していこうと思います。
1、5Gとは
5Gとは1、超高速・大容量。2、超低遅延。3、多数同時接続などを備えた第五世代の移動通信システムのことを指します。
ちなみにGはgeneration(ジェネレーション)からきています。
よく、この話題は、テレビで言われている内容ですね。そして、次からはその中で出てくる事が多いミリ波とSub6の違いをお伝えます。
2、ミリ波
ミリ波とは、30GHz〜300GHzの高周波数帯を指します。日本では、28GHzの周波数を使っていてこちらもミリ波と言われることが多いです。
Sub6よりも高周波数を使います。広い帯領域を使うことができるため、5Gの超高速・大容量。超低遅延。多数同時接続が可能なものです。
ここまで言えばメリットが大きいと思いますが、ミリ波には大きなデメリットがあります。
それは、減衰(電波がよわくなること)が大きい為。遠くに飛ばすのが難しいのがデメリットになります。あと直進性が高い為障害物などの影響を受けて電波が入らない状態になる事があります。なので対策を取らないと広いエリアでは使えないのが弱点の為通信が密集するところい対してのスポット的な通信の活用が今の現実的な使い方になります。
3、Sub6
Sub6とは6GHz以下の周波数帯のものを指します。
日本では、3.7GHzや4.5GHzの周波数を指します。ミリ波と違い、遠くまで飛ばせたり建物などの障害物にも回り込む習性がありますのでミリ波より扱いやすいです。
ただし、速度や同時接続などはミリ波より劣ります。
これらがわかった状態でNSA(ノンスタンドアローン)とSA(スタンドアローン)が出てきます。
これは、いわゆる5Gと4Gを併用して使うことを指します。
どうしても安定を考えるとほとんどのスマホなどはこのNSAを利用していると思います。こちらだと5Gの電波塔と4Gの電波塔を併用しているので途切れる事のないようにできるのがメリットです。デメリットとしては、常に高速通信を行なっている訳ではないので真の5Gではないと言われています。どうしても安定性を取るとこの方式が一番通信が安定します。(5Gの特徴で波長の間隔が短い為回り込むことができず途切れる恐れがあるから)
5GSA(スタンドアローン)
こちらは、常に5G通信を行うようにするものになります。そうすることにより、より高速通信、低遅延、で使うことができるようになります。ただし、これは、現在一部の限られたところでした実現できていません。なので今後みなさんの生活に使えるようになると思いますが、まだまだ先の話です。もし、これが実現したらより正確でより早い交通渋滞の情報や緊急性の情報も扱えますし例えば英語を翻訳して即通訳して答えてくれる未来が来るでしょう。そうなればより便利に使うことができると思います。
ただ、たまにスマホで5Gなのにすごく繋がりが悪いとなることがあると思います。その理由もついでなので書きます。
理由は簡単で、5G通信が微弱ですが受信してしまっているから これが原因です。
これの解決方法に普通ならNSAが普通は活躍するはずなのですが、どうしても切り替えがうまくいかなかったり、もしくは、微弱でもデータが送信、受信ができるからそっちでしてしまっているのが理由ですのでこれらで困っていた人は5G SAエリア内なら快適に使うことができるようになりますので、もし、SA対応機種なら試しに使ってみるのもいいと思います。
いかがでしたでしょうか?まだまだ5G通信エリアが全国網まで行き届いていないですが、SAという常に5G通信を行うという画期的なことができるようになれば低遅延で本当に使いやすくなると思います。5G SAは商業施設や翻訳がすぐに使う場合は本当に力を発揮すると思いますし、自動運転にも寄与しますので今後の生活が豊かになっていきそうですよね?今後がとても楽しみです。